介護の仕事には、介護補助など無資格・未経験でもできる仕事があります。
しかしたとえ無資格・未経験で転職できたとしても、その後のキャリアに不安を覚え、介護の仕事を始めづらく感じている人もいるかもしれません。
そういう人におすすめしたいのが、介護職員初任者研修を受けることです。
介護職員初任者研修とは、介護の仕事の基礎を学べる研修です。
介護職員初任者研修を修了していると、介護福祉士実務者研修を受けるときに免除制度を利用できます。
介護福祉士実務者研修は、国家試験である介護福祉士を実務経験ルートで受験する場合に必要になる研修です。
それを時間・費用ともに安く受けられるようになるため、今後を考えるなら介護職員初任者研修は受講しておいた方が良いでしょう。
その他にも、受講していれば転職で有利になったり、職場によっては資格手当が付いたりもします。
受講しておいて損はない研修です。
介護職員初任者研修を受講できる養成機関は複数あり、それぞれ受講料や受講期間、受講方法などに違いがあります。
カリキュラムの時間数は全部で130時間。
平日に朝から夕方まで受講すれば、だいたい1ヶ月程度で修了することができます。
平日は仕事という人は、土曜日だけのコースや土日だけのコースを設けている養成機関もあるため、そちらを利用すると良いでしょう。
また130時間のうち、40.5時間までは通信講座でも学ぶことができます。
通信講座を併用すれば時間や場所にある程度融通が効くようになるだけでなく、全て通学講座で受けるよりも早く修了することも不可能ではありません。
受講するときには養成機関や学習コースをよく調べ、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。